視能訓練士のキャリア。女性視能訓練士のライフステージの変化と働き方

2024.11.29

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視能訓練士のキャリア。女性視能訓練士のライフステージの変化と働き方

視能訓練士は女性比率の高い職業です。そこで記事では、女性視能訓練士のキャリアステップの特色を調べお伝えしていきたいと思います。まずはそもそもの視能訓練士のキャリアについて。その次に転職率をご紹介。最後に女性の結婚・出産・復職というライフステージ別の特色をお届けします。

視能訓練士のキャリアの特色

そもそも視能訓練士には、どのようなキャリアパスが考えられるのでしょうか。ここでは、2020年に実施された「視能訓練士実態調査報告書」の情報を中心に解説していきます。

勤務先はクリニック・総合病院・大学病院とさまざま

ご存知の方も多いかとは思いますが、視能訓練士の就職先は「大学病院」「総合病院」「クリニック」と多岐に渡ります。新卒で就職した職場をその後、転職される方も多く、人材の流動性はある程度高いとされています。

しかしながら、就職先の運営主体には偏りがあるようで、「視能訓練士実態調査報告書」に記載されている内容によると、勤務先の運営母体は「眼科診療所(医療法人及び個人)」の割合がもっとも高く、2020年時点で23.3%となっています。

「国公立医療機関」や「準公立医療機関」「私立大学病院」への勤務割合は2010年と比較すると増えており、「私立病院」はわずかの減少傾向が見られています。

※ 参照元:視能訓練士実態調査報告書 2020年

新卒から数年のスキルアップについて

専門学校や四年生大学を経て国家試験に合格し、めでたく視能訓練士になるとまずは「基本的な検査スキルをあげる」「患者様の応対スキルをあげる」などの部分から学んでいくことになると思います。

その後、専用外来での検査スキルをあげるというフェーズに進んでいくでしょう。例えば、小児の斜視弱視検査および訓練・術前術後検査などです。

スキルを着実にあげていくには、現場の先生や先輩の指導を受けることはもちろん、勉強会やセミナーに積極的に参加することが大切です。

視能訓練士はお勤め先の職場によっては、経験することができない(適した医療機器がない等)こともあるので、なかには今の職場では積めない経験を求めてスキルアップをはかる視能訓練士もいます。

そのため、新卒入社時から「将来、どんな視能訓練士になりたいのか?」をしっかり考え、できることから一歩一歩チャレンジしていくようにしましょう。

視能訓練士の転職率は?

では、新卒で入社した勤務先を転職する率はどれくらいなのでしょうか? 視能訓練士のキャリアを歩み始めて転職した率をこちらも日本視能訓練士協会がまとめた「視能訓練士実態調査報告書(2020年)」よりお伝えします。

資料によると、視能訓練士になって転職した回数は1回の人が26.8%、2回の人が14.3%、3回の人が12.3%、それ以上が8.2%となり、調査に協力された2020名の視能訓練士のうち半分以上が一度は転職している結果となりました。めているWebサイト『就活の未来』のシミュレーション値よりご紹介したいと思います。

そして、年齢が上がるに連れて転職率は高くなり、65歳以上では全体の22.5%しか一度も転職していない人はいませんでした。

転職をした理由は、女性は「結婚や出産を機に転職をした」が38.1%と高く、ついで「人間関係に不満があったから」が23.9%、「勤務形態が恵まれていなかったから」が19.1%という結果。

男性の場合は、「給料が低かったから」が33.6%と高く、ついで「人間関係に不満があったから」が24.9%、「昇給の見込みがなかったから」が20.7%という結果でした。

※ 参照元:視能訓練士実態調査報告書 2020年

女性視能訓練士のライフステージ別のキャリアパス

最後に、女性の視能訓練士のライフステージ別のキャリアパスについて解説します。視能訓練士は女性の比率が高い職業です。

女性の場合、結婚・出産・復職などのライフステージ別でどのような特徴があるのか、視能訓練士ではどのような歩みをされる方が多いか気になると思います。それでは見てみましょう。

結婚

視能訓練士は、結婚後もお勤めを続ける方が多いですが、結婚による引っ越しや家事との両立のために退職する方も一定数いらっしゃいます。

ただ、視能訓練士は国家資格のため、引っ越し先での転職や、ブランクの後に再就職することも歓迎される職種です。結婚を機に、自分の働き方を見直すのも一案だと思います!

出産

産休・育休の制度を利用して復職する方もいますが、小規模のクリニックなどでは、産休育休中の人員を揃えたり制度を整えることが難しいため、退職する人もまだまだ多いのが現状です。

しかし、結婚の欄でも紹介したように、視能訓練士の資格と経験はブランクがあっても歓迎してくれるところが多いので、出産して数年後の復職やパート勤務からはじめて育児と両立しているママさんもたくさんいるのでご安心ください!

復職

出産後の復職は、大体の人が子供を保育園に預けて働きます。そのため保育園の送り迎えができる時間帯(夕方17時頃まで)の勤務を希望する方が多いです。

クリニックにもよりますが、短時間勤務やパート勤務で復職する方が多いですね。子供が大きくなって手が掛からなくなったのを機に、パートからフルタイムに変更したり、正社員登用でバリバリ働き始める人もいます!

まとめ

視能訓練士は、スキルアップやライフイベントによって、様々な働き方ができるといえます。

職場も、総合病院の眼科から眼科専門病院、オペも手掛けるクリニック、地域に根差した町医者のクリニックなどいろいろな形態がありますので、自分の希望や働き方に合った職場を選んで、生き生きと視能訓練士として歩んでいきたいですね!

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