中小企業は採用に苦戦しがち......という印象が強いですが、中小企業が採用課題を乗り越えるためにはどうすればいいのでしょうか? 採用力の強化は”どこに課題があるのか”を正しく見極めることがポイントです。「売り手市場」の今を中小企業が乗り越えるための解決法をお伝えします。
中小企業が採用に苦戦する理由とは? よくある採用課題と乗り越えるための解決法
2025.03.10
- 眼科採用お役立ちコラム
中小企業が採用に苦戦する理由とは? よくある採用課題と乗り越えるための解決法

なぜ、中小企業の採用活動は難しいのか?
リクルートワークス研究所が実施した調査によると、2021年卒業予定の大学生・大学院生の有効求人倍率は「1.53倍」といわれています。有効求人倍率とは、求職者一人あたり何件の求人があるかを示した指標です。つまり、新卒1名につき1.53件の求人があるということ、これはいわゆる「売り手市場」であることを意味します。
ここから予想がつくように、大手企業や人気企業ほど求人応募が集まる傾向にあるので、中小企業は採用活動に苦戦を強いられそうです。では、中小企業の採用活動はなぜ難しくなってしまうのでしょうか?
会社が知られていない
中小企業はそもそも求職者に知られていない(知名度がない)ことがほとんどです。求職者の気持ちになれば理解できると思いますが、一度は耳にしたことのある企業に入社したいと考えるのが人の性。特に中途採用となると、同業種間での転職が多いでしょうから、聞いたこともない企業はスルーされがちなのです。
また、採用活動で大手求人サイトに求人を出しているのであれば、求人一覧でよほどタイトル等で目を引かない限り、企業名で詳細を見るか見ないかを判断されてしまうので、知名度のなさは大きなハンディキャップになるのです。知名度の低い中小企業は、採用活動の戦い方をしっかり考えなければならないのです。
自社の強みや魅力が伝わっていない
中小企業の中には、「他社と比べたら自社に強みなんてない」「どの事業ももパッとしないので伝えることがない」という声も耳にしますが、本当の意味で強みや魅力がないことは少ないと思います。ただ、うまく強みや魅力を見つけられていないというケースがとても多いです。
そのような中小企業がやりがちなのが、どんな求人でも載っているような「給与が高い」「社員が温かい」「福利厚生が充実している」などの杓子定規な訴求ばかり。これでは、求職者に温度感高く応募してもらえることはないでしょう。求職者への訴求力を高めるために、自社の強みや魅力はなんなのか、改めて深く考えてみましょう。
そもそも採用活動のリソースがない
見出しの通りですが、社内の人手不足に陥りがちな中小企業では、そもそも本格的に採用活動を行えるリソースがないケースが多いです。いわゆる、常時「自転車操業」的な状態ですので、丁寧に戦略立てて採用施策を動かせないのです。
結果的に、「とりあえず自社HPに求人情報を載せてみた」「大手求人サイトに求人を載せたままにしている」といった単発の対応に終わることが多く、資産性のある採用力が永遠につかない状態となっているのです。
苦戦する採用活動から脱却するためには
そんな採用に関して課題の多い中小企業は、どのようにすれば苦戦する採用活動から抜け出すことができるのでしょうか。先ほどの課題に照らしながら、主だった施策をご紹介していきます。
採用HPを作る、モダンなデザインに変える
まずは自社で採用HPを持っていないのであれば、採用HPをつくりましょう。イチからデザインとコーディングをしなくても、人気CMSのWordPressや採用サイトに特化したCMSを使えば、スピーディーに自社採用サイトを作ることができます。
▼ 採用サイトのCMS一覧
- REC-CMS
- BlueMonkey
- 採用サイトビルダーCMS型
- ビットセンス
- iRec
- JOB!BASE
- RCMS
- MEET SOURCE
- C-RTG
- engage
また、採用HPは持っているけれど、随分と前から更新が止まっている、デザインが古いまま刷新していないなどのケースもよくあります。当然、求職者は最新の情報を求めていますし、サイトのデザインからその企業の雰囲気を感じとってしまいます。採用HPは作って終わりではなく、定期的な見直しと改善を行うようにしましょう。
SNSの運営を強化する
TwitterやFacebookなどのSNSアカウントを持ってはいるけどほとんど更新していないという企業も多いでしょう。しかし、SNSは求職者が転職活動前に必ずといっていいほど一度は調べるものなので、具体的な企業の雰囲気や社員の紹介などは行なったほうがいいでしょう。
採用HPに掲載している情報がしっかりとまとまった情報であれば、FacebookやTwitterはインスタント(即席)な情報をこまめに小出しにする運用が適しています。求職者目線に立って、更新をしてください。
求人で伝える自社の魅力を磨き込む
自社の強みや魅力が、「充実した福利厚生」「安定した給与水準」では少しありふれた内容ですし、実際は資本力のある大企業に勝てないというのが現実かと思います。そのため、”自社ならではの強みや魅力”を深掘っていくことが大切です。
採用担当者一人では自社ならではの強みや魅力を絞り込めないのであれば、ぜひ周りのスタッフにアンケートをとったり、みんなで強みや魅力を出し合うグループディスカッションを行なってもいいでしょう。採用担当者が考えもしなかった自社の強みや魅力に気づけるはずです。
眼科施設に置き換えた場合の対応策
弊社では、視能訓練士向けの転職エージェント『眼科ワーク』を運営しておりますので、最後に眼科施設に置き換えた場合の採用強化策をお伝えしたいと思います。
結論からいうと、眼科施設の場合も先にあげたポイントを対策することで問題はありません。基本的には、一般的な企業も眼科施設も採用力強化で行うことの大枠は同じだと考えています。
少し一般企業と異なる点でいうと、眼科業界の転職活動のほうが、求職者が求人サイトや転職エージェントに応募する比率が高いということです。直接、病院のHPに掲載されている採用情報を見て応募されるケースもあるのですが、どちらかというと求人サイトや転職エージェント経由で応募がなされることが多いのです。
ですから、眼科施設の採用担当者は自社の採用HPやSNS運営を強化するのももちろんよいですが、自社媒体に変わって有力な求職者を多く集めてくれる良質な求人サイトや転職エージェントを探し、人材を紹介してもらったほうが効率的かもしれません。
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人材はいつも動いています
人は極めて流動的です。
結婚や引っ越しを機に新たな職場を探したり、キャリアップを望んだり、
出産や育児、介護などの理由から勤務形態の変更を希望することもあります。
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