眼科開業時の視能訓練士採用ガイド|採用時期・人数・失敗しないポイントを解説

2026.03.31

  • 眼科採用お役立ちコラム
  • 医療機関向け

眼科開業時の視能訓練士採用ガイド|採用時期・人数・失敗しないポイント

眼科の開業準備で、内装工事やクリニックの場所選びと同じくらい重要なのに、後回しにされがちなのが「視能訓練士の採用」です。

眼科ワークには、開業を控えた院長先生からの採用相談が定期的に寄せられます。その多くに共通しているのが、「開業1〜2ヶ月前になって初めて相談に来る」ということです。

医療事務や看護師はIndeedなどの一般求人媒体で採用できた。しかし視能訓練士だけは応募が来ない——。こうして開業直前に焦ってご相談いただくケースが後を絶ちません。

本記事では、眼科開業時の視能訓練士採用について、最適な採用時期、必要な人数、よくある失敗パターンと対策を、眼科専門の転職エージェントの立場から解説します。

視能訓練士の採用は、なぜ開業直前では間に合わないのか

医療事務・看護師と視能訓練士の採用難易度はまったく違う

開業準備を進める院長先生の多くは、Indeedやジョブメドレーなどの一般求人媒体を使って、医療事務や看護師の採用を進めます。この2職種については、求人を出せば比較的スムーズに応募が集まることが多く、採用に大きな苦労をされないケースが大半です。

ところが、同じ感覚で視能訓練士の求人を出しても、応募はほとんど来ません。

視能訓練士は全国に約22,000名。看護師の約130万名と比べると圧倒的に母数が少なく、一般求人媒体では視能訓練士に求人情報が届きにくいのが実情です。さらに、転職を考えている視能訓練士は眼科専門の転職エージェントや知人の紹介で動く傾向が強く、Indeedで「視能訓練士」と検索して職場を探す人は多くありません。

候補者が入職できるまでに1〜3ヶ月かかる

仮に候補者が見つかったとしても、すぐに入職できるわけではありません。

現在働いている視能訓練士が退職するには、内定後から最短でも1ヶ月。最近は2〜3ヶ月かかるケースがザラにあります。理由は明確で、どの眼科でも視能訓練士の採用に苦労しているため、退職を申し出ると強く引き留められるからです。次の人が見つかるまで辞めさせてもらえないことも珍しくありません。

つまり、開業1ヶ月前に採用活動を始めても、オープン日に間に合わない可能性が高いのです。

開業何ヶ月前から動くべきか

理想は3ヶ月前。最低でも2ヶ月前

視能訓練士の採用は、開業の3ヶ月前から動き始めるのが理想です。

3ヶ月あれば、候補者の選定→面接→内定→前職の退職交渉→入職というプロセスを無理なく進められます。万が一、最初の候補者が辞退した場合のリカバリーも可能です。

2ヶ月前でもギリギリ間に合いますが、余裕はありません。退職交渉が長引けば、開業日に視能訓練士が不在という事態もありえます。

1ヶ月前では、ほぼ間に合いません。

開業スケジュールに「ORT採用」を組み込む

多くの院長先生は、開業準備のスケジュールに物件・内装・医療機器・届出は入れていますが、視能訓練士の採用だけが抜けていることがあります。

物件が決まり、内装の打ち合わせが始まった段階で、視能訓練士の採用にも着手すべきです。眼科ワークでは、開業予定日から逆算した採用スケジュールのご提案も行っています。

開業時に何名採用すべきか

適正な人数はクリニックの規模感による

開業時の視能訓練士の採用人数は、クリニックの規模や診療内容によって異なります。眼科ワークのお客様では、開業時に3名を採用するクリニックが多い傾向です。

手術を行うクリニックであれば、術前検査・術後検査の量を考えると3名は必要になります。一般外来中心であれば2名でもスタートできます。

いきなり多くのスタッフを採用して人員過多になると人件費が経営を圧迫するため、まずは2〜3名体制でスタートし、患者数の推移を見ながら増員していくのが現実的です。

1名体制は避けるべき

1名だけの採用はおすすめしません。

視能訓練士が1名しかいないと、有休が取りにくく、子どもがいるスタッフは突発的な休みも取れません。そもそも求人の段階で「視能訓練士1名体制」と書いてあると、「休みが取れないのでは」と敬遠する候補者が少なくありません。応募自体が集まりにくくなります。

また、1名が体調不良で休んだ日には検査がストップします。眼科の診療は視能訓練士による検査が前提となるため、不在時の影響が大きすぎます。

さらに、相談相手がおらず孤立しやすくなり、早期離職のリスクも高まります。眼科ワークの転職相談でも「一人職場がつらい」という声は非常に多く聞かれます。

最低でも2名。できれば3名からのスタートをおすすめします。

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開業時の給与設定で失敗しないために

エリアの給与相場を知らずに求人を出すと、誰も来ない

開業時によくある失敗が、視能訓練士の給与相場を把握せずに求人条件を決めてしまうことです。

視能訓練士の給与は、エリア・経験年数・クリニックの診療内容によって大きく異なります。JACO(日本視能訓練士協会)の2025年調査によると、眼科診療所(クリニック)勤務の正規職員の平均年間所得は415.4万円。ただしこれは全国平均であり、都市部のクリニックでは450万〜500万円台を提示しているケースも珍しくありません。

相場より低い条件で求人を出しても、応募は集まりません。特に開業前のクリニックは実績も口コミもないため、既存の人気クリニックと比べて不利な立場にあります。給与面で見劣りすると、候補者は他のクリニックを選びます。

「経験考慮」ではなく、具体的な金額を提示する

求人票に「給与は経験を考慮して決定」と書いているクリニックがありますが、これでは候補者は応募を躊躇します。自分がいくらもらえるのかわからないからです。

「常勤:月給25万〜30万円(経験3年以上は28万円〜)」のように、具体的な金額レンジを提示してください。それだけで応募率は変わります。

眼科ワークでは、開業エリアの給与相場データをもとに、競争力のある給与設計のご提案も行っています。「いくらに設定すればいいかわからない」という場合は、お気軽にご相談ください。

開業コンサルに任せきりにしない

開業コンサルタントは視能訓練士の採用ノウハウを持っていない

眼科の開業を支援するコンサルタント会社は多く存在します。物件選定、内装設計、医療機器の選定、届出関連など、開業準備全般をサポートしてくれます。

しかし、視能訓練士の採用に関しては、開業コンサルタントの専門外であることがほとんどです。

開業コンサルが持っているのは「看護師や医療事務の採用ルート」であって、視能訓練士に特化した人材データベースや、眼科業界の転職市場の知見ではありません。コンサルに任せた結果、一般求人媒体に求人を出しただけで終わり、視能訓練士だけが見つからないまま開業日を迎える——というケースは実際にあります。

開業準備全般は開業コンサルに、視能訓練士の採用は眼科専門の転職エージェントに。役割を分けて並行して進めるのが最も効率的です。

よくある失敗パターンと対策

失敗①:一般求人媒体だけで募集する

前述の通り、Indeed・ジョブメドレーなどの一般求人媒体だけでは視能訓練士の採用は難しい傾向があります。視能訓練士は母数が少なく、転職活動の動き方も看護師や医療事務とは異なります。

さらに、開業前のクリニックには大きなハンデがあります。まだ開業していないため、クリニックの情報がほとんど存在しないのです。ホームページも、口コミも、実績もない。求職者からすると「どんな院長なのか」「どんなクリニックになるのか」がまったくわかりません。情報がないクリニックに、わざわざ直接応募する人はほぼいません。

ここでエージェントの役割が重要になります。眼科ワークでは、院長先生から直接お話を伺い、「こういう考えの院長で、こういうクリニックを作ろうとしている」という情報を候補者にお伝えしています。エージェントが間に入ることで、候補者は安心して応募を検討できるのです。

失敗②:開業直前に慌てて採用する

1ヶ月前に相談に来られても、候補者の退職交渉だけで1〜3ヶ月かかるため、開業日に間に合わないことがあります。

対策: 開業の3ヶ月前には採用活動を開始してください。眼科ワークでは、開業予定日から逆算してスケジュールを組み、計画的に採用を進めるサポートを行っています。

失敗③:給与相場を把握せずに求人を出す

視能訓練士の給与相場は、エリア・経験年数・業務内容によって異なります。相場より低い給与で求人を出しても、応募は集まりません。特に開業時は「新規クリニック」という不安要素があるため、給与面で競合する既存クリニックに負けやすい傾向があります。

対策: 開業エリアの給与相場を事前に調査し、競争力のある条件を設定してください。眼科ワークでは、エリア別・経験年数別の給与相場データをもとに、採用に強い求人条件のご提案も行っています。

失敗④:求人票に情報が少なすぎる

「視能訓練士募集。給与は経験考慮。詳細は面談にて。」——このような求人票では、応募者は不安で応募できません。

対策: 求人票には、具体的な給与額、使用する検査機器の種類、1日の患者数の見込み、教育体制の有無、手術関連業務の有無を明記してください。開業前であっても「こういうクリニックにしたい」というビジョンを伝えることで、共感する候補者が集まりやすくなります。

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開業時の採用を成功させた事例

ある眼科クリニックでは、3月の分院開業にあたり、開業の約3ヶ月前に眼科ワークへ視能訓練士の採用をご相談いただきました。

結果として、4名の視能訓練士の採用に成功しました。ただし、4名全員が開業日までに入職できたわけではありません。候補者の前職の退職交渉が長引き、実際の入職が4月にずれ込んだケースもありました。

3ヶ月前にご相談いただいてもこの状況です。もし開業1ヶ月前に相談に来ていたら、開業日に視能訓練士がゼロという事態もありえました。

この事例が示しているのは、視能訓練士の採用は「早すぎる」ということがないということです。物件が決まった時点で、すぐにご相談ください。

まとめ:視能訓練士の採用だけは「早めにプロに頼む」

眼科の開業準備において、視能訓練士の採用は最も難しいタスクのひとつです。

  • 一般求人媒体では視能訓練士は集まりにくい
  • 候補者の入職まで1〜3ヶ月かかる
  • 開業の3ヶ月前から動くのが理想
  • まずは2名体制でスタートし、軌道に乗ったら増員

医療事務や看護師と同じ感覚で「求人を出せば来るだろう」と考えていると、開業日に視能訓練士がいないという事態になりかねません。

視能訓練士の採用だけは、早めに眼科専門の転職エージェントにご相談ください。開業予定日から逆算した採用スケジュールのご提案、エリア別の給与相場のご案内、候補者のご紹介まで、ワンストップでサポートいたします。

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よくある質問

Q. 開業何ヶ月前から視能訓練士の採用を始めるべきですか?
理想は3ヶ月前です。候補者が現職を退職するまでに1〜3ヶ月かかるため、1ヶ月前では開業日に間に合わない可能性が高いです。

Q. 視能訓練士は何名採用すればいいですか?
クリニックの規模によりますが、開業時は2〜3名がおすすめです。1名体制は休みが取れず応募も集まりにくいため避けてください。患者数が安定してきたら増員する方が現実的です。

Q. Indeedで視能訓練士の求人を出しても応募が来ません。なぜですか?
視能訓練士は全国に約22,000名と母数が非常に少なく、一般求人媒体では情報が届きにくい傾向があります。眼科に特化した転職エージェントの活用をおすすめします。

Q. 開業前でも採用相談できますか?
もちろん可能です。物件が決まった段階でご相談いただければ、開業予定日から逆算した採用スケジュールをご提案いたします。お気軽にお問い合わせください。

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人材はいつも動いています

人は極めて流動的です。
結婚や引っ越しを機に新たな職場を探したり、キャリアップを望んだり、
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